標準偏差
「買われすぎ」「売られすぎ」が一目で分かるようになっている指標が『ボリンジャーバンド』です。統計学における標準偏差を応用し、為替レートがその範囲内に収まっている確率を示したチャートで、アメリカの投資家によって考案された分析方法です。
「ミッドバンド」と呼ばれる移動平均線を中心にして、上下に2本のラインが引かれます。統計上、この2本のライン(2SD~平均値±標準偏差の2倍)の間に為替レートが収まるのは、およそ95%の確率といわれております。
このバンドの範囲から外れたときは、”わずか5%の確率でしか起こり得ない事態”が起こったことになり、いずれ為替レートは修正されるように動きます。
標準偏差と正規分布
標準偏差は統計学で使われる用語で、たくさんのデーターがある時に、それらが平均からどの程度ばらついているかを表すのに使います。標準偏差が大きいほど、データのバラツキも大きいことになります。標準偏差は「σ」(シグマ)という記号で表すのが一般的です。
また、たくさんのデータがあるときに、その値の大きさでグラフ化すると、平均値に近いデータが多く、平均から離れるほどデータの数が少なくなることが多いものです。
そのようなデータの理想型を「正規分布」と呼びます。
為替相場は上がったり下がったりしますが、移動平均線から極端に離れることはあまりなく、移動平均線の近辺を動くことが多いものです。そこで、「通貨価格と移動平均線との差は、正規分布のようになるのではないか」と考えるのが、ボリンジャーバンドの基本です。
買われすぎ!売られすぎ!
上下のバンドラインに為替レートが近づいたとき、あるいはバンドから外れたときは、売買のサインが出たと言うことになります。
もしもバンド線から下に外れたときは「売られすぎ」というシグナルで、反転上昇する確率が高いことになります。つまり、「買いのチャンス」ということになります。
バンド線から上に外れたときは「買われすぎ」というシグナルで、いずれ反落する確率が高いことになります。「売りのチャンス」となるわけです。
為替レートがバンドから外れなくても、下のラインに近づきすぎたときは、いずれ反発上昇する確率が高くなり、上のラインに近づいたときは、反落の確率が高いというシグナルです。



